
「自己分析ってどうやればいいの?」「ノートに書いてみたけど、強みも志望動機も見えてこない…」
そんな悩みを抱える就活生に向けて、この記事では初心者でもできる“自己分析の基本3ステップ”を徹底解説します。
正しく自己分析ができれば、ES・面接・志望業界選びまで全てがつながります。就活で迷わない“土台”を作るために、今すぐ取り組んでおきましょう。
自己分析がなぜ必要?
就活では、どんなに優秀な人でも「自分を理解していない人」は評価されません。面接で問われるのは、単なるスキルよりも「あなたは何が得意で、どんな価値観を持っているか」。
自己分析ができていないと、以下のようなデメリットがあります。
- 志望動機が浅くなる
- 自己PRに一貫性がない
- 面接でエピソードが伝わらない
逆に、自己分析ができていると、
- 自分に合った企業が見つかる
- 書類・面接で自信を持って答えられる
- 落ちても「合わなかった」と割り切れる
つまり、自己分析=就活の“軸”づくりです。
初心者でもできる!自己分析の3ステップ
STEP1:過去の経験を「棚卸し」する
まずは、あなた自身の過去の行動や出来事を振り返ることから始めましょう。ノートやスプレッドシートに、以下のようなテーマごとに書き出していきます。
- 幼少期〜大学までの印象深い出来事
- 成功体験/失敗体験
- 部活、バイト、ゼミ、サークル、ボランティア
- 他人からよく言われること、褒められたこと
目的は“自分らしさ”を見つけること。
できれば10〜20個書き出し、「なぜそう感じたか」「自分はどんな行動をしたか」も一緒に記録しましょう。
STEP2:「価値観」と「強みの傾向」を見つける
書き出したエピソードを読み返し、次の観点で共通点を探します。
- どんなときにやる気が出ていたか(=モチベーション)
- どんな行動パターンが多いか(=強み)
- どんな結果に満足していたか(=価値観)
たとえば「仲間と目標を追いかける場面が多い」なら、
→ 協調性、チームワーク、挑戦志向などがあなたの強みです。
この段階で、「自分は○○なときに力を発揮できる」「○○な価値観を大事にしている」と言える状態を目指します。
STEP3:「伝える言葉」に変換する
最後に、見つけた強みや価値観を、選考で使える“伝える言葉”に落とし込みましょう。
例:
- 強み:リーダーシップ → 「相手の意見を引き出しながら全体をまとめる力」
- 価値観:成長意欲 → 「目標に対して自ら課題を見つけて行動する姿勢」
さらに、ESや面接で使えるように、
「エピソード→学び→今後どう活かすか」まで整理できていればベストです。
自己分析ワークシート(ダウンロード・活用用)
以下の項目をワークシートに記入して、自己分析に活用してみましょう。
① 過去の経験の棚卸し
項目 | 出来事 | 自分の行動 | 結果・学び |
---|---|---|---|
成功体験 | 例:学園祭でリーダーを務めた | チームをまとめ、進行管理を行った | 周囲を巻き込む力がついた |
失敗体験 | 例:アルバイトでのクレーム対応 | 事実確認・謝罪・改善提案 | 冷静な対応力が求められると学んだ |
印象的な体験 | 例:ピアノコンクール入賞 | 毎朝1時間の練習を継続 | 継続力と目標達成力を実感 |
② 自分の傾向・価値観チェック
- よく褒められること:_________
- 自分が嬉しかった瞬間:_________
- やる気が出た場面:_________
- 嫌だった環境・苦手だった場面:_________
- 自分にとって譲れない価値観は?:_________
③ 強み・志望動機への言語化
- 自分の強み(キーワード):_________
- それが活きた具体例:_________
- 志望企業にどう活かせる?:_________
→ このワークを繰り返すことで、ESや面接で“伝わる言葉”が自然に整っていきます。
よくある質問(Q&A)
Q. 自己分析が浅いと言われたのですが、どうすれば深くできますか?
A. 表面的なエピソードだけでなく、「なぜそう考えたのか」「なぜその行動を取ったのか」を掘り下げてみましょう。内省の深さが“説得力”になります。
Q. 自分の強みが見つかりません…
A. 他人の意見を聞くのも有効です。友人や家族に「私ってどんな人?」と聞いてみることで、新たな発見があります。
Q. 過去の経験に“すごい成果”がありません。大丈夫?
A. 問われるのは“結果の大きさ”より“あなたらしさ”です。小さな工夫や行動も、立派な強みになります。
まとめ|自己分析は“最初の一歩”であり“最後まで使う武器”
自己分析は一度やって終わりではありません。ESや面接のたびに振り返り、更新していくプロセスです。
自分を知ること=企業に伝える準備です。焦らず、でも早めに始めて、軸のある就活を進めていきましょう。
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