
はじめに|ESが落ちる理由とは?
「ESを真面目に書いたのに落ちる」
「他の人と似た内容なのに自分だけ不合格」
そんな経験はありませんか?
実は、ESが落ちる原因は“経験の良し悪し”ではなく、“人事の視点を外していること”**にあります。この記事では、ESで落ちないための具体的な書き方、構成、改善ポイントを徹底解説します。
目次
- なぜESは落ちるのか?落ちる人の共通点
- 人事がESでチェックしている“3つの視点”
- 通過するESのテンプレート構成(PREP+STAR)
- NG例と改善例|実際の書き方の違いを比較
- 書きながら直せるESチェックリスト
- まとめ:評価されるESは「視点」で決まる
1. なぜESは落ちるのか?落ちる人の共通点
以下の特徴が1つでも当てはまると、どんなに努力していても落ちやすくなります:
落ちるESの特徴 | 例 |
---|---|
結論がない | 「〜を頑張りました」で終わっている |
曖昧な表現 | 「大変でした」「頑張りました」だけ |
数値がない | 成果や影響が伝わらない |
企業との接点がない | 自己満足で完結している |
これらの要素は、どんなに努力していてもESが落ちる原因になります。
2. 人事がESでチェックしている“3つの視点”
人事担当者が重視しているポイントは、次の3点です:
① 論理性:筋道が通っているか?
→ 結論→理由→具体例→結果という流れで書かれているか
② 再現性:仕事に活かせる力があるか?
→ 単なる美談ではなく、行動や考え方が明確か
③ 企業との接点:自社で活躍できそうか?
→ 志望動機との一貫性があるか
3. 通過するESのテンプレート構成(PREP+STAR)
✅【構成テンプレート】
- 結論(P):「私の強みは〇〇です」
- 理由(R):「この力は××の経験から身につけました」
- 具体例(E):「(STAR法で)〜の経験で、〇〇に取り組みました」
- 再結論・仕事へのつなぎ(P):「この力を貴社の〇〇で活かしたいです」
✅【STAR法の具体的な使い方】
要素 | 内容 | 例(接客バイト) |
---|---|---|
S(状況) | どんな場面か? | 繁忙期の飲食店で… |
T(課題) | 何が問題だったか? | 注文ミスが多発し、苦情も増加 |
A(行動) | どう対応したか? | 注文方法を工夫/新人への教育制度を提案 |
R(結果) | どんな成果があったか? | クレームが半減し、売上も向上 |
4. NG例と改善例|実際の書き方の違いを比較
❌NG例
私はアルバイトで接客を頑張りました。忙しい時間帯でも笑顔を忘れず、ミスのないよう気をつけました。お客様に「また来るね」と言ってもらえて嬉しかったです。
▶問題点:
- 結論がない
- “頑張り”の中身が不明
- 数値や影響が書かれていない
✅改善例
私は「相手に合わせた伝え方を工夫する力」を身につけました。
居酒屋のアルバイトで、注文ミスが続き、クレーム対応が課題となっていました。私は、注文を繰り返すだけでなく、相手の表情や口調を読み取ることを意識しました。
また、他のスタッフにも共有できるよう、接客マニュアルの簡易版を作成。結果、1ヶ月後にはクレーム件数が半減しました。
この経験から、状況に応じた柔軟な伝え方を心がけるようになり、貴社でもお客様一人ひとりに寄り添った対応で信頼を得たいと考えています。
5. ESを書きながら見直せる5項目
✅ 結論から書き始めているか?
✅ その経験で、どんな力が身についたか言語化できているか?
✅ 行動や工夫に“あなたらしさ”は出ているか?
✅ 数値・具体例で説得力を出せているか?
✅ 志望企業と接点のある話にできているか?
6. まとめ:ESが落ちるのは“伝え方”の差
ESが落ちる人は「経験が足りない」のではなく、“企業の視点で伝えられていない”ことが原因です。
どんな経験でも、構造と視点を意識すれば「落ちないES」に変えられます。今日から、伝え方を見直してみましょう。