
この記事でわかること
- 内定を辞退するのは失礼?評価に影響する?
- 内定辞退の適切なタイミングと連絡手段
- 状況別のメール例文(他社に決めた/進路変更など)
- 電話とメール、どちらで伝えるべき?
- 社会人として評価される辞退マナーとは
1. はじめに|内定辞退は「誠意ある伝え方」がすべて
就活を進める中で、複数の内定を得ることも珍しくありません。
その中で 他社への入社を決断したとき、早めに辞退を申し出ることはマナー です。
辞退を伝える際は、企業側への感謝と謝意を忘れず、誠実かつ丁寧に対応することで、社会人としての信頼を守ることができます。
2. 内定辞退の基本マナー
項目
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ポイント
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辞退の連絡タイミング
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なるべく早く(内定通知から1週間以内が理想)
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連絡手段
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基本は電話+メールのセットが好印象
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内容
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感謝 → 辞退の旨 → 謝罪 → 企業の発展を祈る言葉
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理由
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詳細は不要。就職先が決まった・進路変更等でOK
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3. 内定辞退メールの例文テンプレート
✅件名の例
- 【内定辞退のご連絡】○○大学・氏名
- 【選考辞退のお願い】○○大学・氏名
✅例文①:他社の内定を受けることにした場合
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・氏名)
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部の□□と申します。
このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変ありがたいお話ではございましたが、熟慮の結果、他社への入社を決意いたしました。
貴社にはご丁寧な対応をいただいたにも関わらず、このような形となり誠に申し訳ございません。
ご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
――――――
氏名/大学/連絡先
✅例文②:進路変更や留学などによる辞退
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・氏名)
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部の□□と申します。
このたびは、内定を賜り、誠にありがとうございました。
大変光栄なご縁でしたが、進路について再検討した結果、留学という道を選ぶことにいたしました。
貴社には多大なるご配慮を賜ったにも関わらず、このような結論となり申し訳ございません。
ご厚意に深く感謝申し上げますとともに、今後の貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
――――――
氏名/大学/連絡先
4. 電話とメール、どちらで辞退すべき?
状況
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最適な手段
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内定承諾前
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メールでも可(ただし誠意を持った表現で)
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内定承諾後
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必ず電話→その後メールで文書化
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緊急・週末・夜間など
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メール+翌営業日の電話フォローがおすすめ
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▶ 電話での辞退は、【担当者の都合に配慮して平日10〜17時】がベストです。
5. NGな辞退例と改善ポイント
NG表現
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理由
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改善策
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「内定を辞退させていただきます。以上です。」
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一方的すぎて無礼な印象
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感謝と謝罪の言葉を必ず添える
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「やっぱり他社のほうが良さそうなので」
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理由が曖昧・失礼な印象
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詳細理由は控え、丁寧に簡潔に
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無断で辞退
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信頼を損なう重大マナー違反
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必ず連絡。誠実に伝えることが最優先
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6. まとめ|誠意ある対応が社会人マナーの第一歩
内定辞退は、決して失礼ではありません。
大切なのは、相手の立場に立ち、早めに誠意を持って連絡することです。
マナーを守った丁寧な辞退は、あなたの印象を下げるどころか、「礼儀正しい学生だった」と良い印象を残すことすらあります。
後味の良い辞退を心がけ、社会人としての信頼を守りましょう。