はじめに
インターン選考では、限られた時間で「この学生はどんな人か」「自社に合いそうか」を見極められます。
特に重要視されるのが、以下の3つのパートです。
- 自己PR・強み
- 志望動機・企業理解
- インターン参加後の意欲・姿勢
この記事では、頻出質問に対する解答例を3パターンずつ紹介し、就活初心者でも安心して準備できるよう構成しています。
1. 自己PR・強みを聞かれたときの回答例
1. 自分の強みは何ですか?
回答例①:責任感が強く、任されたことは最後までやり遂げる力があります。
回答例②:相手の気持ちを汲み取りながら行動できる、柔軟な対応力が強みです。
回答例③:状況に応じて自分の役割を見極め、行動に移す判断力があります。
2. それが発揮された経験を教えてください
回答例①:アルバイト先で新人育成を任され、マニュアル作成と個別指導を通じて離職率を減らしました。
回答例②:ゼミ発表で班の意見がまとまらない中、全員の考えを整理し発表内容を構築。高評価を得ました。
回答例③:サークル活動でイベントを任され、関係者との調整と段取りで集客目標を達成しました。
3. 弱みはどのように克服しましたか?
回答例①:完璧主義で時間がかかる癖がありましたが、優先順位を意識して行動するように改善しました。
回答例②:発言に自信が持てないことがありましたが、議論の場数を重ねて徐々に克服しました。
回答例③:一人で抱え込みがちでしたが、チームの成果を意識し相談・共有を積極的に行うようになりました。
4. チームでの役割はどういった立ち位置が多いですか?
回答例①:調整役として、メンバーの意見をまとめ方向性を明確にすることが多いです。
回答例②:状況を冷静に見て、足りない部分をサポートする裏方に回ることが多いです。
回答例③:積極的にアイデアを出して場を引っ張る、ムードメーカーの役割を担うことが多いです。
5. 成果を出すために工夫したことは?
回答例①:タスクを細分化してメンバーに明確に共有し、進捗管理を徹底しました。
回答例②:相手の立場に立って考えることで、提案の質を高め、成果に繋げました。
回答例③:改善点を定期的に振り返る習慣をつけ、常にPDCAを回すよう心がけました。
6. リーダー経験はありますか?
回答例①:ゼミ発表のリーダーとして、発表準備・役割分担・リハーサルまで統括しました。
回答例②:学園祭の実行委員として、複数の団体と調整し、全体の進行管理を担いました。
回答例③:サークルの副代表として、運営方針の提案や新歓イベントの企画を主導しました。
7. 自己PRを1分でしてください
回答例①:私は「周囲と信頼関係を築きながら成果を出す力」が強みです。アルバイト先では〜
回答例②:行動力を活かし、企画から実行まで一貫して取り組むことを得意としています。具体的には〜
回答例③:私は物事を論理的に整理し、わかりやすく伝える力に自信があります。大学のゼミでは〜
8. 最近達成感を感じたことは?
回答例①:アルバイトでクレーム対応を任され、丁寧な対応で顧客満足に繋がったときです。
回答例②:資格試験のために半年間勉強を続け、第一志望の試験に合格できた時です。
回答例③:ゼミ研究で困難なデータ分析に粘り強く取り組み、発表が高く評価された時です。
9. 周囲と意見が合わなかったとき、どうしますか?
回答例①:まず相手の意見をしっかり聞き、自分の意見とすり合わせて着地点を探します。
回答例②:感情的にならず、目的を共有し、建設的な対話を心がけています。
回答例③:第三者の意見も取り入れながら、最も良い案に近づける工夫をします。
10. 挫折経験はありますか?どう乗り越えましたか?
回答例①:チーム競技でレギュラーを外されましたが、努力を続け、再度選ばれました。
回答例②:学業と課外活動の両立ができず悩みましたが、時間管理術を学び克服しました。
回答例③:希望していたインターンに落ちましたが、原因を分析し次回の選考に活かしました。
2. 志望動機・企業理解を問われたときの回答例
1. なぜこのインターンに応募しましたか?
回答例①:実際の業務に触れ、自分の適性や将来像を明確にしたかったからです。
回答例②:貴社の理念に共感し、現場で働く方々から直接学びたいと考えました。
回答例③:この業界でのキャリアを目指す中で、早期に経験を積みたいと感じたからです。
2. なぜこの業界に興味を持ちましたか?
回答例①:多くの人の生活を支える存在であり、社会貢献性が高いと感じたからです。
回答例②:急速な変化と成長がある業界で、自分のスキルを磨けると考えたからです。
回答例③:幼少期からこの業界のサービスに親しみがあり、憧れを持っていたからです。
3. なぜこの会社を選んだのですか?
回答例①:貴社の掲げる価値観が、自分の目指す働き方と一致していたからです。
回答例②:社員の方々の雰囲気や企業文化に魅力を感じたからです。
回答例③:インターン情報や口コミから、成長機会が多いと感じたためです。
4. 会社の印象を教えてください
回答例①:挑戦を後押ししてくれる風土があり、若手でも活躍できる印象です。
回答例②:お客様との信頼関係を大切にしている、誠実な企業だと感じます。
回答例③:社会課題に真摯に向き合い、価値を提供し続けている印象です。
5. 他にどんな企業のインターンに参加していますか?
回答例①:同じ業界の企業を中心に複数社参加予定です。比較しながら理解を深めたいです。
回答例②:異なる業界も経験し、将来の選択肢を広げたいと考えています。
回答例③:興味がある業界の中でも、企業ごとの違いを学ぶために参加しています。
6. インターンで得たいことは何ですか?
回答例①:現場での働き方や業務の流れを具体的に学びたいです。
回答例②:チームで成果を出す難しさや、コミュニケーション力を実感したいです。
回答例③:社会人としての視点や思考を体感し、成長のヒントを得たいです。
7. 将来どんな仕事をしたいと考えていますか?
回答例①:多くの人の課題を解決できる、影響力のある仕事をしたいと考えています。
回答例②:チームをまとめながら、成果を出せるリーダーを目指したいです。
回答例③:人の心に残る価値あるサービスを提供できるような仕事がしたいです。
8. 入社したらどの部署に興味がありますか?
回答例①:お客様に直接関われる営業部門に興味があります。
回答例②:データを活用して課題解決を行う企画・マーケティング職に関心があります。
回答例③:自社の製品やサービス開発に携われる技術職にも興味があります。
9. 当社のサービス/商品についてどう思いますか?
回答例①:利用者目線の設計がされていて、非常に使いやすいと感じました。
回答例②:社会的意義があり、今後の成長にも期待できると感じます。
回答例③:競合他社と比べても差別化が明確で、魅力的だと感じました。
10. 当社が他社と違う点は何だと思いますか?
回答例①:社員の方々の人柄や社風の温かさが印象的でした。
回答例②:ユーザーに寄り添ったサービス開発姿勢が際立っていると感じます。
回答例③:社会課題への取り組みが具体的かつ実行力がある点が他社と違うと感じます。
3. インターン参加後の意欲・姿勢に関する回答例
1. インターン中に意識したいことは何ですか?
回答例①:主体性を持って取り組み、失敗を恐れずチャレンジする姿勢を大切にしたいです。
回答例②:チームワークを意識し、円滑なコミュニケーションを心がけたいです。
回答例③:自分の成長を意識し、フィードバックを積極的に吸収して行動に反映したいです。
2. グループワークで重要だと思うことは?
回答例①:お互いの意見を尊重し、建設的な議論ができる雰囲気づくりが大切だと思います。
回答例②:全員が役割を果たし、チーム全体の目標達成に向けて協力する姿勢が重要です。
回答例③:話し合いの中で意見をまとめ、スムーズに行動に移す力が求められると感じます。
3. 逆に自分にとって苦手なことは何ですか?
回答例①:初対面の人と話すことにやや緊張してしまうところがあります。
回答例②:一つのことに集中しすぎて周囲が見えなくなることがある点です。
回答例③:完璧を求めすぎて作業が遅くなる傾向があり、意識して改善中です。
4. 周囲とのコミュニケーションで大事にしていることは?
回答例①:相手の話を最後まで聞く姿勢と、共感を示すことを大切にしています。
回答例②:誤解を防ぐために、曖昧な表現を避けて明確に伝えるようにしています。
回答例③:自分の意見を押しつけず、相手の立場に立った言い回しを心がけています。
5. 成果よりも過程を重視するタイプですか?
回答例①:過程で得られる学びや工夫も重視しつつ、成果にもこだわるタイプです。
回答例②:結果を出すことを意識しつつ、プロセスの丁寧さも大事にしています。
回答例③:どちらかというと過程を重視し、継続的な改善を図ることが多いです。
6. インターンで学んだことをどう活かしたいですか?
回答例①:学んだ知識や姿勢を、今後の学業や他のインターンでも活かしたいです。
回答例②:実践を通じて得た気づきを、自分の将来像の明確化に繋げたいです。
回答例③:社会人として必要な考え方を取り入れ、今後の行動に反映していきます。
7. フィードバックは素直に受け入れるタイプですか?
回答例①:はい。改善点をすぐに行動に移すよう心がけています。
回答例②:フィードバックは成長のチャンスだと考えており、前向きに受け止めます。
回答例③:まずは受け止めて整理し、自分の成長に活かす習慣を持っています。
8. 志望動機が他の学生と被ることをどう思いますか?
回答例①:被っていても、自分の体験や思いを重ねれば“自分だけの動機”になると思います。
回答例②:同じ理由でも視点や表現が違えば差別化できると考えています。
回答例③:内容が似ていても、熱意と伝え方で十分に個性を出せると感じています。
9. 当社のインターンに落ちたらどうしますか?
回答例①:理由を振り返り、次の挑戦に向けて改善点を分析して活かします。
回答例②:ご縁がなかったと受け止めつつ、学んだことを糧に別の場で挑戦します。
回答例③:本選考で再チャレンジできるよう、自分の成長を積み重ねたいです。
10. 最後に何か質問はありますか?
回答例①:インターン参加者に期待している姿勢や行動を教えてください。
回答例②:学生時代にやっておいた方が良いことはありますか?
回答例③:社員の方々が活躍している要因は何だとお考えですか?
まとめ|インターン選考のカギは“深掘りされた準備”
インターン選考は本選考の前哨戦。
事前に頻出質問と回答パターンを用意しておくことで、本番での対応力や伝え方の精度が大きく向上します。
自分の経験と向き合い、言語化する力は今後のESや面接でも役立ちます。
ぜひこの記事の回答例を参考に、自分だけの「伝わる言葉」を見つけてください。
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