
はじめに|「何を聞かれる?」を先に知っておこう
就活の面接で最も大切なのは、「準備」です。
そしてその準備の第一歩が、「どんな質問が来るのか」を知っておくこと。
企業はあなたの人柄や考え方、価値観、適性を見極めるために、さまざまな角度から質問を投げかけてきます。
でも実は、聞かれる内容にはある程度の**“型”**があるんです。
そこで今回は、就活面接でよく聞かれる質問100選を「初級」「中級」「上級」の3段階に分けてご紹介します。
どんな質問が来ても落ち着いて答えられるように、事前にしっかりシミュレーションしておきましょう!
初級編|定番の就活質問ベスト30
まずは「よくある質問」をおさえましょう。どの業界・企業でも出る可能性が高い質問です。
- 自己紹介をお願いします
- 志望動機を教えてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか?
- 自己PRをしてください
- 長所と短所を教えてください
- 短所はどのように克服していますか?
- あなたの強みはどんな場面で発揮されましたか?
- チームで取り組んだ経験はありますか?
- リーダーシップを発揮した経験を教えてください
- 困難を乗り越えた経験はありますか?
- アルバイト経験について教えてください
- サークル活動での役割は何でしたか?
- 部活動での経験は就活にどう活きますか?
- アルバイトと学業の両立はどうしていましたか?
- 最近関心を持ったニュースは?
- 当社を知ったきっかけは何ですか?
- なぜこの業界を志望していますか?
- 他にどんな業界を見ていますか?
- 就活の軸は何ですか?
- 尊敬する人物は誰ですか?
- 苦手な人とどう関わっていますか?
- 失敗経験を教えてください
- 成功体験を教えてください
- 自分を一言で表すと?
- 友人からどう思われていますか?
- 周囲と衝突した経験はありますか?
- 趣味や特技はありますか?
- あなたにとって仕事とは?
- 将来の夢は?
- 最後に何か質問はありますか?
…など、基本的な受け答えができるかどうかが見られるゾーンです。

☑ 対策ポイント
PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)を意識し、1~2分で簡潔にまとめる練習を!
中級編|深掘り&思考を問う質問ベスト40
次に、あなたの考える力や価値観が問われる質問群です。
- 他社ではなく当社を選ぶ理由は?
- 自己分析で気づいたことは?
- リーダーよりサポート役、どちらが向いている?
- チームで意見が割れた時どうしますか?
- あなたが改善した経験を教えてください
- 面接であなたを採用すべき理由は?
- 挫折から学んだことは?
- 自分の価値観が形成された経験は?
- どんな職場環境で力を発揮できますか?
- ストレスを感じたときの対処法は?
- あなたの考える理想の上司像は?
- 成長とは何だと思いますか?
- 仕事におけるやりがいとは?
- 周囲を巻き込んだ経験はありますか?
- 学業で最も力を入れたことは?
- 10年後どんな社会人になっていたい?
- 社会人になることへの不安はありますか?
- 人生で一番嬉しかったことは?
- 苦手なタイプの人は?
- 初対面の人と仲良くなる方法は?
- 学生と社会人の違いは?
- 最近読んだ本の感想は?
- 働く上で大切にしたいことは?
- これまでの人生を5分で説明してください
- 自分を商品として売り込んでみてください
- 目標達成のために工夫したことは?
- 学生時代の経験がどう仕事に活きますか?
- 自分を変えた出来事はありますか?
- ゼミや研究での取り組みは?
- 逆境に立たされた時、どう乗り越える?
- SNSを通じて自分をどう発信していますか?
- 自分の「弱さ」とどう向き合っていますか?
- 他人と比べて劣っていると感じる点は?
- 働くうえで妥協できない価値観は?
- 理不尽な経験をしたことはありますか?
- あなたが創意工夫したことは?
- 学生時代の時間の使い方について教えてください
- マルチタスクが必要な場面を経験したことは?
- 複数のタスクが重なったときの優先順位の付け方は?
- 将来、どのように社会に貢献したいですか?
…など、エピソードと考え方の両方が求められます。

☑ 対策ポイント
STAR法(Situation→Task→Action→Result)で「考え→行動→結果」の流れを語る練習を。
上級編|洞察・業界理解・論理性を問う質問ベスト30
最終面接や難関企業では、洞察力・論理性・独自性が問われる質問も増えます。
- 当社の課題と改善案を挙げてください
- あなたの強みを他の応募者より優れている点で説明してください
- 理念と自分の価値観が合わなかったらどうする?
- インターン経験を通じて学んだことは?
- 今後10年間で業界はどう変化すると思いますか?
- 最近の当社の取り組みについてどう思いますか?
- あなたの強みが当社のどこで活かせますか?
- 弊社のビジネスモデルに足りないものは?
- 志望職種に配属されなかったらどうしますか?
- チームと個人、どちらを重視しますか?理由は?
- イノベーションとは何だと考えますか?
- 会社選びで給与とやりがい、どちらを重視する?
- 不採用が続いた時、どう気持ちを切り替える?
- 時代の変化に合わせて自分をどう成長させたい?
- フィードバックを受けてどう改善したことがありますか?
- 競合他社との違いをどう感じていますか?
- 就活を通じて自分に足りないと感じた点は?
- 失敗するリスクが高くても挑戦する?
- 就活における最大の学びは?
- どんな働き方がしたいか具体的に話してください
- 社会人としての責任とは何だと思いますか?
- 自分にとってのキャリアビジョンを教えてください
- 上司や先輩と意見が対立したらどうしますか?
- 新規事業を任されたら、まず何をしますか?
- あなたの信念を貫いた経験を教えてください
- 自分が採用担当なら、自分を採用しますか?その理由は?
- 学生時代に最も成長したと感じた瞬間は?
- 自分が企業に提供できる価値とは?
- 社会人になっても変えたくないものは?
- 面接が終わったあとに伝えたいメッセージはありますか?
…など、「深く考えているか」が見抜かれる領域です。

☑ 対策ポイント
業界・企業研究を深掘りして、自分なりの意見や視点を持つことが鍵です。
面接で勝つための3つの準備法
最後に、質問集を活用した効果的な面接準備法をまとめます。
① 答えを「書く」だけでなく「話す」練習を
→ 録音して客観的にチェックするのがおすすめ。
② 模擬面接で第三者に見てもらう
→ フィードバックから「伝わり方」を改善!
③ ChatGPTなどAIを活用する
→ 質問への回答づくりや言い回しの改善にも役立ちます。
まとめ|質問パターンを知って、面接力を最大化しよう
どれだけ優秀なエピソードがあっても、それを適切な構成で伝えられなければ評価されません。
就活面接における「想定質問の準備」は、
言い換えれば、“伝わる自己表現”の練習です。
この100問リストをもとに、ぜひ何度も声に出して練習し、あなたの魅力を最大限に伝えましょう。
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