✅この記事でわかること
- ESが落ちる本当の理由と通過者の共通点
- 人事が注目する3つの評価視点(論理性・再現性・接続性)
- 通過率を上げるES構成テンプレート(PREP×STAR法)
- NG表現と改善例の比較で差が出る書き方を学ぶ
- 自己チェックできるES修正リスト付き
1. はじめに|“真面目に書いたのに落ちる”ESの正体
「何度も見直したのに通らなかった」
「友達と同じような経験を書いたのに自分だけ落ちた」
そんな悩みを抱える就活生は非常に多いです。ですが、
ESの合否を分けるのは“経験の中身”ではなく、“伝え方と視点”です。
人事は「この学生が自社で活躍できるか?」を見ています。
その視点に合った構成と表現を意識することが、通過率アップの第一歩です。
2. なぜESは落ちる?共通するNGパターンとは
以下の特徴があると、どれだけ熱意があっても選考を通過しづらくなります:
落ちるESの特徴 | よくあるNG表現 |
---|---|
結論が不明確 | 「私はバイトを頑張りました」だけ |
抽象的で伝わらない | 「大変でした」「努力しました」ばかり |
数値・変化がない | 「結果どうなったのか」が曖昧 |
企業との接点なし | 自己満足で終わっている |
3. 人事がESで見る“3つの視点”とは?
▶ ① 論理性:結論と流れが筋道立っているか?
- 結論→理由→エピソード→学びの順で自然に読めるか
▶ ② 再現性:その力は入社後にも使えそうか?
- 強みが仕事にどう応用できそうかが伝わっているか
▶ ③ 接続性:その学生が“自社とマッチしている”と感じられるか
- 志望動機とESに一貫性があるか/文化や業務と合いそうか
4. 通過率が上がるES構成テンプレ(PREP×STAR)
✅【基本構成テンプレート】
- P(結論):「私の強みは◯◯です」
- R(理由):「この強みは、◯◯の経験から生まれました」
- E(具体例):「(STAR)で行動・課題・結果を語る」
- P(再結論):「この経験を通じて、貴社でこう貢献したい」
✅【STAR法の具体展開】
要素 | 内容 | 例:接客バイト |
---|---|---|
S(状況) | どんな環境? | 繁忙期で混雑した飲食店 |
T(課題) | 問題・目標は? | 注文ミスによるクレーム増加 |
A(行動) | どう動いた? | 確認フローの見直し+新人教育導入 |
R(結果) | 成果・変化は? | クレームが半減/売上向上 |
5. NG例 vs 改善例|読み比べで納得する違い
❌NG例
私はアルバイトで接客を頑張りました。忙しい時間帯でも笑顔で対応し、ミスをしないよう気をつけました。「また来ます」と言ってもらえた時は嬉しかったです。
▶問題点
- 結論が曖昧/何を伝えたいのかわからない
- 行動や工夫が具体的に語られていない
- 結果の数値・変化が不明確
✅改善例
私は「相手に応じた伝え方を工夫する力」を強みとしています。
居酒屋でのアルバイト中、注文ミスが多くクレーム対応が課題でした。私は、注文確認時に相手の表情や反応を観察するようにし、伝え方を都度調整。さらに、他スタッフ向けにマニュアルの簡易版を作成・共有しました。結果、クレーム件数が1ヶ月で50%以上減少。この経験から、相手の立場に立って伝える力を磨けたと実感しています。
6. 書くときに役立つ!ESチェックリスト
✅ 結論は冒頭で明示しているか?
✅ 強みが“仕事にどう使えるか”まで踏み込んでいるか?
✅ エピソードは数値・変化を含めて具体的に書かれているか?
✅ 一貫性があり、企業との接点が見えるか?
✅ 読み手が「なるほど」と納得する構成になっているか?
7. まとめ|評価されるESは「読み手目線」で作る
選考を通るESに共通するのは、「内容の良さ」ではなく、**“視点と構成のわかりやすさ”**です。
どんな経験でも、企業に響く形に“翻訳”すれば強みになります。
あなたの経験には必ず価値があります。あとは、それを相手に届く形に整えるだけ。
このテンプレと考え方で、今日から“落ちないES”を作っていきましょう!